旅とは、圧倒的に楽しい「過程」だと思う。トキメキを何倍にも膨らませてくれる乗り物達。
乗り物に乗って今まさに出発しようとする、
その瞬間がたまらなく好き。
出発の瞬間というのは、
過去に自分が感じてきたあらゆる呪縛から、
自分を新たな地へ連れて行ってくれるようで。
震えるほど、静かに感動する。
そして、スピードを上げるほどに
見える景色がどんどん変わっていくのが
ほんとうに心から嬉しい。
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特にね、4年前にインドに行ったとき。
まずは福岡から成田で前泊だったんだけど、
その成田に行く飛行機で、すでに泣けたくらいに嬉しかった。
そのときはまだ、忙しい仕事に縛られて
あちこち旅に出るなんてなかなかできなかった時だから。
そんな日常から自分を解き放ってくれた自分に
心底嬉しい涙が出たんだ。
インドの地に着陸直前の景色。
心なしか、遠景でも日本の田舎とは違う雰囲気に心がときめく。
同じくインドのヒマラヤ山脈の上を通ったときも
たまらなく美しかった。
電車の旅も、好き。
この車両はむちゃくちゃ可愛かった。
移り変わる景色を、ゆっくりと眺めながら
ただただ、進んでいくそのプロセスが面白い。
日常にいると刺激の多い中、
「なにもない」とされている景色を眺めるのが逆に新鮮だ。
「なにもない」には、すべてがある、と最近よく感じる。
新幹線は、スピードが好き。
特に西日本はトンネルばかりで
景色という景色も見れない記憶がある。
けど、移動しながらも圧倒的におだやかな
「一人の時間」を過ごせるという楽しさを
なぜか新幹線には、感じる。
カフェや家の中でのそれとはなにかが違う、
新幹線の中で、着いた先を思い描く楽しさ。
そっか。一人用の椅子が好きなのかも。
それとも座ったときの適度なゆらぎ、かな。
乗り物の中のスペシャルな席で一人、妄想にふけるのが
私は好きなのかもしれない。
快適さにびっくりのグリーン車。
でも「みずほ/さくら」の指定席はそれに匹敵するなと思う。
そして、かなり好きなもうひとつの乗り物、
それは、船。
これは、ただ船に乗ることだけを目的に
一人で(笑)、博多湾の乗り場に行ったときの写真。
船が、陸からゆっくりと離れていくときの
なんとも言えないもの悲しさと嬉しさは格別。
個人的には、海でおぼれかけたこともあるし
覗き込むと吸い込まれそうで恐いんだけど。
それを超越するくらい、めっちゃテンションが高まるのも、船。
船内もなかなかに、ゴージャスでしょ。
これは瀬戸内海。
海の上って、地球の広さを感じられる気がする。
風が自分をリフレッシュしてくれる。
ほーんと、爽快!!
飛行機、電車(新幹線)、船。
これが私の人生のトキメキを何倍にも膨らませてくれる。
ほんと大好きな空間。
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で、来週あたりに。
琵琶湖のとある島に、船で行く予定。
琵琶湖の中って、島があるんだね!
知らなかったぁ~。友達が教えてくれた。
どんな旅になるのか、今からほんと楽しみ。