大自然の光景を、全身で浴びるように聴く音楽 =ソラヲトLive @大阪 うずめ=
昨日は、宙音(ソラヲト)さんのLiveに誘われて行ってきました。
https://www.facebook.com/sorawotomusic/
友人の紹介というのと、FacebookにあがっていたPVだけを頼りに。
場所は、懐かしい町家が並ぶ地域のスペースです。
ソラヲトさんは、ご夫婦のユニットだそうです。会場には、奥さんが描かれたという美しい絵がずらり。
驚くことに、奥さんは数年前までほとんど絵筆を持つことなどなかったそう。
あるときを境に、一気に数十枚描きあげたそうです。
特に惹かれた絵。
私自身、絵を描く人に長らく憧れつつも、なかなか本当に創作のスイッチは入らずにいる1人。
その話しを聞いて、何が起こるか分からないものだし、人の絵を見て、こういうブログを書きつつも理想は捨てずに持っておこうと思ったのでした。
旦那さんが演奏されるのは、UFOのような形をした、ハングドラムという珍しい楽器。実際、生産できる人が限られていて、非常に希少なんだそうです。
音階もあって、響くような、とても神秘的な音が出ます。
曲は…ほんとうに美しかったです。
私は、歌に歌詞があると歌詞の意味も追っかけてしまうのですが、ソラヲトさんの音楽に使われる言葉はきわめて研ぎ澄まされていてシンプル。
ただただ、大自然の情景を、大地の恵みをうけとる歓びを、音や歌声でそのまんま表していて。それでも聞く人の目の前にはその光景が不思議と浮かびあがってくるようです。
言葉をひかえめにしているためか、歌声の美しさが、ダイレクトにハートに響いてきました。そして眠くなるほどのリラックス。
お2人もそのように生きているのでしょうか。この瞬間に集中して、いまあるものを味わうように、静かに生きてもいいんだ、と思える空間です。
後半から、コラボも加わりました。
岡田恵さんの舞い。
わずか二畳くらいのスペースで、祈りの曲に合わせた見事な表現力。
手の動きも繊細だし、静かなのに情熱的なんですよね。
和歌山から来られた、ディジュリドゥ奏者・洋平さんも共演。
アボリジニの使う楽器だそう。めっちゃ長い!落ち着いた低音が出ます。
音が出るだけでものすごいエネルギーがいるんじゃないかと想像します。
後半になるにつれ、聴いている人も自然とまき込まれ、境界線が溶けていくような熱気を感じました。それだからか、演奏が終わってもなごやかな空気が続いてました。
この場の空気は、好きに集って、好きにつながって、好きに離れていく感じ。それもよかったです。
ソラヲトさんは山梨発、全国でLIveをされているそうです。こちらにスケジュールをアップされてますよ。
https://www.facebook.com/sorawotomusic/
舞の岡田恵さん